くるめ園は生涯の重い人達の生活の場とすることをその趣向とする救護施設です。
1960年東久留米市の一角に「くるめ園」は誕生し、昭和50年、東京都が重度障害者施設「清瀬寮護園」 を建設したのを機会に、平成元年9月に小平市のまりもビル内に移転しました。
福祉法の適用を受ける施設ではなく、生活保護法38条2項「身体上又は精神上著しい障害 があるために日常生活を営むことが困難な要保護者を入所させて、生活扶助を行うことを 目的とする施設とする。」 という規定により運営されています。
園の生活の主体者は、利用者であることを確認し、その自由を尊重する事。
「ある社会が、その構成員のいくらかの人々を締め出すような場合、 それはもろく弱い社会なのである。
障碍者は、その社会の他の異なっ たニーズを持つ特別の集団と考えられるべきではなく、その通常な ニーズを持つ特別の困難を持つ普通の市民と考えるべきである」（国際障害者年行動計画Ａー63）
障碍者や老人などをしめだすような社会はもろくて弱い社会なのだ という認識を基本に捉え、社会福祉の目的は人権の保障にあること を認識し、重度障碍者の生活を支え、集団の中で発達の可能性を個々 に見出す労力の積み重ねを大切にする
実戦の中から広い意味で個々の自立（自律）を考えて行く事を大き な目的とする。
建物には、障害をもった方々が生活する「救護施設くるめ園」(2F)と、高齢者の方々が生活する「特別療護施設老人ホームまりも園」(3F)、「まりも園デイサービスセンター」 (1F)が入ってます。
1階にはくるめ園とまりも園の事務所、両施設園長室、リハビリ室、厨房、洗濯室、 まりも園デイサービスセンター、面接室などがあります。複合施設ですので、供用で 使用している部屋がいくつもあります。
受けつけが右側にあります。ソファーで来園者の方とお話することもあります。
利用者の方が歩く練習をしたり、身体機能を維持するための運動などを行っています
こちらが受付になります。御用がある方はくるめ園に要件があることを伝えてください。
利用者の方が歩く練習をしたり、身体機能を維持するための運動などを行っています。
くるめ園の利用者50名がここで生活しています。車椅子の利用者が）割を占めてきたため、 今では少し手狭になってきましたが、みんなで工夫して生活しています。
食事や会議をしたりの多目的スペースです。最近では車椅子の方が増えたため、全員がここに入ることができずにいます。
カーテンだけでなく、タンス等で仕切り、プライベートな空間の確保に努めていますが、 車椅子では一緒に部屋に入ることができずに苦労しています。
カーテンだけでなく、タンス等で仕切り、プライベートな空間の確保に努めていますが、 車椅子では一緒に部屋に入ることができずに苦労しています。
介護不要で自分たちで入る方が入ります。自分で体を洗えない方も中にはいらっしゃるためお手伝いして入浴しています。
座ることが困難な方や寝たきりの方が入るためのお風呂です。最近は機械浴槽で入る方がふえてきています。
車いすの方が入れるようにスペースが広くなっています。また、立ち上がる時に捕まるための手すりもあります。
座ることが困難な方や寝たきりの方が入れるようにしたトイレです。
利用者の方が歩く練習をしたりしています。
くるめ園ではほかにも地下室や洗濯室など様々な設備が用意されています。
近隣に高い建物がなく、気持ちよい景色を一望できます。晴れた日には富士山も。スカイツリーも探すことができます。 ４階は職員の休憩室もあります。
会議、葬儀、研修、内緒話などありとあらゆることに使用しています。
毎日たくさんの洗濯物が上がってきます。時折利用者さんも洗濯物たたみを手伝ってくれています。
車イスでそのまま乗れる車が３台あります。行事では大活躍です。
利用者の方が歩く練習をしたりしています。
くるめ園の伝統行事となりました。 利用者、職員、ボランティア総勢70名近い人たちが参加します。 みんなでいけば尚楽し。1日目の夕食では宴会を行います。
料理は好きなものを召し上がれるようにバイキング形式にしています。唐揚げ、たこ焼き、フランクフルトなど お祭りでお馴染みの料理がたくさん並びます。また、外部のボランティアの方を呼び、出し物を毎年披露してもらいみんなで 楽しんでいます。
チキン料理を前に、ボランティアの方がイベントごとを疲労してくれてます。
琴の音色が施設内にも流れ、いつもとは違いゆったりとした時間が流れます。 ゲームやカラオケに興じる人も。年の初めは希望者全員が初詣にでかけます。
松の内があけ、生活も通常になってきます。 今年１年の励みに豪華な食事と催しを堪能します。 2021年はコロナの影響もあり、例年と異なりかき氷などの食べ物も出して楽しみました。
